「わたしたちのアタマは日に日に幼稚になっているのではないか」と問うのは、作家の辺見庸である。人としての怒りと恥、言葉の芯の欠如を悲嘆する。 本書86編は、2014年から21年の時代・社会・政治・人間・生活にたいする思
本文を読む阿部 浪子の執筆一覧

リハビリ日記Ⅴ ⑬⑭
著者: 阿部 浪子⑬ 文芸評論家、板垣直子 今年もおなじ木からわが家のウメの花は咲きはじめた。木々の下をとおると、あまい香りがおりてくる。ある日、どこぞの見知らぬ女性がスマートフォンで満開の花たちを撮影していた。ちょっぴりおどろいた。同
本文を読む